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広さより「間取り力」で決まる住みやすさ
家を購入するとき、まず最初に目に入るのが「広さ(専有面積)」です。
ポータルサイトでも「60㎡以上」「70㎡台」といった検索条件で探される方が多く、「この広さなら家族4人で住めるかな?」と判断基準にすることも少なくありません。
けれど実際には、同じ70㎡でも“間取りの工夫”によって住み心地は大きく変わるのをご存じでしょうか?
これは神戸・東灘区で物件案内をしていてもよく感じるポイントです。
お客様から「数字は同じなのに、この部屋の方がずっと広く感じますね!」と驚かれることもしばしばあります。
■ 廊下が長い家、短い家
70㎡といっても、廊下や玄関が広く取られている間取りは居室部分が狭くなり、生活空間に余裕がありません。
逆に廊下をコンパクトにまとめ、リビングや居室を広く確保した間取りでは、実際の数字以上の広さを体感できます。
一例として、同じ70㎡台でも「リビング16帖+コンパクト廊下」の家と「リビング12帖+長い廊下」の家では、日々の暮らしの満足度がまったく違います。
■ 縦リビングと横リビングの違い
最近の新築マンションで増えているのが「横リビング」タイプ。バルコニーに沿ってリビングとダイニングが横長に並ぶため、窓が広く取れて開放感があり、明るさも確保できます。家族全員が同じ空間で過ごしやすく、人気の間取りです。
一方、従来型の「縦リビング」は奥行きがあるため家具の配置がしやすく、壁面収納も取りやすいのがメリット。
価格も抑えられている場合が多く、コスト重視の方から支持があります。
東灘区では、人気学区内のマンションなどは横リビングが多く、子育て世帯に好まれる傾向があります。
逆に、駅近のコンパクトマンションでは縦リビングも多く、DINKSや単身者に選ばれています。
将来の売却を考えると横リビングは資産価値を保ちやすいケースが多いですが、縦リビングでも「価格が手頃」「家具が置きやすい」という点で一定の需要があります。
■ 家事動線が暮らしやすさを左右する
間取り力は「家事動線」にも大きく影響します。
たとえば、キッチン→洗面所→バルコニーが一直線に並ぶ間取りなら、料理と洗濯を同時に効率よくこなせます。
逆に、洗面所が玄関側にあるような間取りでは、洗濯物を運ぶだけでも一苦労。
こうした小さな違いが、毎日の暮らしの快適さを大きく左右します。
神戸の坂の多い地域では特に「階段や段差の有無」も動線の一部として重要です。高齢になってからの暮らしを考えると、バリアフリー動線を意識した間取りを選んでおくと安心です。
■ 東灘区ならではの間取りの傾向
東灘区はファミリー層に人気のエリア。岡本や住吉川沿いのマンションは、リビングを広く取った間取りが好まれる傾向があります。
子どもが小さいうちはリビング学習が中心になるため、「リビング広め+洋室は最小限」というプランが売れやすいのです。
一方で、阪神沿線や六甲アイランドの物件では、単身や共働き世帯を意識したコンパクトながら効率的な間取りが多く見られます。
「広さ」ではなく「暮らし方」に合った間取りが選ばれているのが特徴です。
■ まとめ:数字より暮らしのイメージで選ぶ
不動産購入は大きな決断ですが、広さの数字だけにとらわれてしまうと「思っていたより狭い」「暮らしにくい」という後悔につながることもあります。
チェックすべきは、
-
廊下や収納の配置
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リビングの形(縦型・横型)
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家事動線のスムーズさ
-
将来のライフスタイル変化に対応できるか
です。
同じ70㎡でも、ある人にとっては窮屈で、別の人にとっては快適な空間になります。
数字ではなく自分や家族の暮らしのイメージに合った“間取り力”を基準に物件を選ぶことが、後悔しない住まい選びの秘訣です。
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