あのマンション、新築なのに安い？──実は「借地権」でした！

「駅近で新築なのに、なんでこんなに安いの？」

その秘密、実は「借地権付きマンション」かもしれません。

借地権とは？

「借地権」とは、土地の所有者（地主）から土地を借り、その上に建物（マンションなど）を建てる権利のこと。つまり、土地は“借りもの”、建物は“自分の資産”というかたちになります。

なぜ価格が安いの？

土地を購入していない分、販売価格が大きく抑えられるため、駅近や人気エリアでも「破格」に見えるのです。新築や築浅の物件でも、他の所有権物件に比べて割安感があるのが特徴です。

さらに、賃貸よりはずっと設備が整っているため、快適な住まいを低価格で手に入れられるというのも大きな魅力です。

借地権の注意点

● 借地期間がある

借地権には、たとえば「70年」などの使用期間が定められています。期間満了後は原則として建物を取り壊し、更地にして地主に返還する必要があります。このため、資産としては残らないと言われています。

● 資産として残りにくい

建物は手に入りますが、土地の所有権がないため、資産価値が将来的に残りにくくなります。売却や相続の際には不利になる可能性も。

● 地代が発生する

毎月、地主に地代を支払う必要があります。更新料や名義変更料などが発生するケースもあるので、購入前にしっかり確認を。

それでも借地権を選ぶメリットとは？

「資産として残らない」という点は確かにデメリットですが、逆に言えば──

● 相続人や後継者がいない方には“合理的な選択”

「子どもがいない」「財産を残す必要がない」「将来の管理が心配」
そんな方にとっては、所有権にこだわらず、今この場所に快適に住めるというメリットが借地権にはあります。

ユニコーンハウジングより

「安さ」には理由があります。でも、それが「悪い理由」ではないことも。
借地権は、目的やライフプランによってはとてもフィットする選択肢です。

賃貸と比べて設備のグレードが高く、購入するからこその自由度もあります。
快適な住まいを、無理なく手に入れたい方には、借地権付きマンションは一見の価値ありです！

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