不動産はすべて1点モノですので、ほしい人全員に売ることは不可能です。。

そのため、購入を希望している人の中で交渉の順番を決て、取引がスムーズに進むようにしています。

1番手はどのように決まる？

一般的に、申込者の中で

①購入申込書

②住宅ローンの事前審査結果

上記のセットを最初に提出した人が1番手になります。

（※現金一括の人は①のみでOKです。）

 

とはいえ、これはあくまで一般的なルールです。

番手には明確な定義がなく、決め方は仲介会社や売主の考えが反映されます。

 

仲介会社や売主により

・申込のタイミングが近い場合、全員がそろってから条件を比較して決める

・購入申込書を出した順番で決める

・申込者の人柄で判断する

など、決め方はいろいろです。

同じ物件を検討していそうな人がほかにもいそうな際は、どうやったら1番手になれるか担当者に確認することをお勧めします。

 

 

事前審査の銀行はどこでも大丈夫？

こちらも不動産会社により方針が変わりますが、

①メガバンク

②不動産会社経由

で事前審査を申し込むこと良いでしょう。

 

①メガバンクの理由

最も信用度が高いのが、メガバンクの事前審査結果です。

よほどのことがない限り、事前審査をクリアできれば本審査も問題ありません。

※本審査までに他で借入をした、嘘の申告をした、支払いの延滞をしたなどがあれば本審査で結果が覆る場合があります。

 

ネット銀行やフラット35は審査が比較的ゆるいため、事前審査が通っても本審査で否決される場合があります。

実際に住宅ローンが組めなかったというリスクを避け、「本審査まで通してください」といわれるケースが多いです。

また、ネット銀行やフラット35は本審査結果が出るまで1カ月近くかかることもあるので、その間に売れてしまう可能性もあります。

 

審査の精度が高い、3日～1週間程度で結果のわかるメガバンク利用がオススメです。

 

 

②不動産会社経由

不動産会社側も銀行側も担当者が手続きに慣れているので、対応がスムーズに「行われます。

スケジュールの融通も効く可能性がありますので、少しでも早く結果を出したい場合は不動産会社にまかせてしまうのも手です。

 

事前審査を出したからといって、最終的にどの金融機関で借りるかはあなたの自由です。

しかし、スピード感も大事な購入申込の段階では、不動産会社を頼って効率的に手続きを進めましょう。

 

 

1番手をとられてしまった場合は・・・？

1番手とられてしまった場合、2番手の人が購入できる可能性は体感的にはなりますが10～20%とほどになります。

しかし、可能性はゼロではありません。2番手だとしても申込はして1番手がキャンセルした場合に準備をしておきましょう。

一方で、80％の確率で買えないとなると、気持ちを切り替えて次の物件探しを進めることも大事です。

もっと良い物件に出会えるチャンス！と前向きにとらえましょう。

 

1番手で契約を申し込むポイント

スムーズに申し込むために希望条件と優先順位を決めておきましょう。決まっていれば理想に近い物件が見つかりやすく、スムーズに決断、申し込みへと進めます。

最低限決めておくべき希望条件

最低限、上記の内容は決めておきましょう。

また、希望設備は多すぎると物件が見つかりにくいので優先順位を決めておきましょう。

【まとめ】番手の決め方を把握して、後悔のない物件探しを！

高額で代わりがない特性をもった不動産ゆえに、「即決できない。ひとまず持ち帰って検討したい」というケースもよくあります。

そんな時に1番手の決め方を確認しておくと安心です。また、決断できた時にすぐに行動出来るための準備もできます。

不動産ならではの買い方を知って、後悔のない物件購入をしましょう。